歴史・文化
News
2010年-2008年
| 2010年7月21日 |
千葉県木更津市個人所有 「鵺退治」の場面を描いた絵馬の修復および復元をいたしました。平家物語に登場する「鵺(ぬえ)退治」の場面を描いた絵馬の修復および復元を行いました。千葉県木更津市の個人宅の敷地内に、地域の方々が子供のころから親しんで来られた小さなお堂があります。そこに掛けられていた幅60センチほどの絵馬には「猿、虎、蛇」が描かれていたと伝えられていました。その所蔵者の方の強いご希望で今回絵馬の復元をさせていただくことになりました。この絵馬が地域の皆さまの誇れる文化財として末長く受け継がれていくことを願っております。詳細は、文化ニュース№17をご参照ください。 |
|---|---|
| 2010年2月26日 |
仙台・春日社古墳出土の漆塗革盾の保存処理が完成しました。革盾とは、刺繍を施した牛革を木製の枠に張付け、漆を塗って仕上げた古代の防具です。一般に畿内と地方の首長クラスの古墳から出土するため、ヤマト政権が同盟関係を深めるために有力者に配布したものと考えられています。このたび仙台市の春日社古墳(5世紀後半)より出土した漆塗革盾の保存処理が無事終了しました。本革盾は東北地方で初めての出土であり、古墳時代中期におけるヤマト政権が及ぼす力の北限を示す非常に貴重な資料です。 詳細は、文化ニュース№16をご参照ください。 |
| 2010年1月28日 |
本居宣長愛用の「短檠」「薬筺」「鍼筺」の修復及び「短檠」「薬筺」の複製製作をおこないました。本居宣長記念館所蔵の「短檠」「薬筺」「鍼筺」の修復及び「短檠」「薬筺」の複製製作をおこないました。本居宣長が生前愛用していた品々です。「短檠(たんけい)」とは行灯のようなもののこと、娘さんからの贈り物だそうです。薬筺は薬草などの小袋がぎっしり詰まっており「久須里婆古」などの宛て字が書かれた紙のカバーが掛かっています。いずれも、医者として生計をたてる傍ら、夜な夜な「古事記伝」を著した、宣長の人柄をしのばせる貴重な品々です。 詳細は、文化ニュース№15をご参照ください。 |
| 2009年10月22日 |
引き続き「片倉小十郎景綱」の木彫像(石巻市耕徳寺所蔵)の修理とレプリカの製作を行いました。宮城県白石市教育委員会のご依頼により「片倉小十郎景綱」の木彫像複製品を製作いたしました。当初、作業に耐えうるだけの構造上の強度を回復するため応急の修理をすることになりましたが、せっかくの機会なので所蔵者の方に尊容を回復するための修理をご提案したところ、ご快諾いただき正式な修理をすることになりました。詳細は、文化ニュース№12をご参照ください。 |
| 2009年10月5日 |
伊達政宗に仕えた「片倉小十郎景綱画像」の複製品を製作いたしました。宮城県白石市教育委員会のご依頼により「片倉小十郎景綱画像」の複製品を製作いたしました。片倉小十郎景綱は、戦国時代から江戸時代初期に活躍した武将で幼少の伊達政宗の傅役として仕え、後に家老となった人物です。複製は、仙台市博物館所蔵の原本を撮影したデータを元に、高精細なインクジェット方式で印刷したものに、質感や表情を再現するために補彩をしています。詳細は、文化ニュース№11をご参照ください。 |
| 2009年09月25日 |
福井県小浜市・黒駒遺跡出土の銅製経筒の保存処理を行いました。福井県埋蔵文化財調査センターのご依頼により、黒駒遺跡出土の銅製経筒の保存処理を行いました。平安時代の末期は、盗賊の横行や災厄の多発といった社会不安と相まって末法思想が広まりました。人々はこぞって仏教経典を地中に埋めて経塚を築きました。経筒は経典を収めるための容器で、黒駒遺跡出土の経筒もその一例です。今回取り出した経巻は将来展開することも想定して補強処置はとらず湿度調整のできるケースに収納して保存するようにしました。同様に経筒にも湿度調整のできるケースを準備し保管環境の調整を図りました。詳細は、文化ニュース№10をご参照ください。 |
| 2009年09月08日 |
シリア・デデリエ洞窟で発見のネアンデルタール人小児の骨格の復元レプリカを製作しました。高知工科大学のご依頼で今春、ネアンデルタール人・小児の交連骨格復元複製模型を製作いたしました。デデリエ・ネアンデルタールの復活研究の代表者である赤澤先生の監修の元、前回製作の模型に補正を施しさらに精度の高い複製モデルとして完成いたしました。来年オープン予定のスミソニアン博物館で常設展示される予定です。京都科学では、この機会に本モデルを教育研究機関に限定して販売いたします。詳細は文化ニュース№8をご参照の上、弊社西日本営業部までお問合せください。 |
| 2009年08月11日 |
越州窯系青磁輪花椀の復元資料の製作を行いました。三重県斎宮歴史博物館のご依頼で、多くの斎宮跡出土品の中のひとつである青磁椀片(直径180 高さ63 残存部分高台径6分の1 中国五代―宋時代(9世紀)越州 (現在の折江省))を元に、復元品の製作を行いました。 現物資料を型取りし、この小さな破片から全体の形を復元するのですが、繊細な形の表現には時間がかかりました。 舶来の青磁は、斎王自身に用いられたこともあったのでしょうか。 三重県斎宮歴史博物館では、重文指定と史跡指定30周年を記念して「日本の宝・斎宮」特別展が8月1日から開催されました。 http://www.pref.mie.jp/saiku/hp/gyouji/h21gyouji/nihon_no_takara.htm 詳細は文化ニュース№9をご参照ください。 |
| 2009年07月28日 |
盛岡市先人記念館のご依頼で、「木津屋伝来・雛人形」の修復をいたしました。370年あまり続く盛岡の老舗「木津屋」伝来の江戸時代末期と見られる「雛人形」の修復を行いました。女雛は頭髪の経年変化が進んでいたところに衝撃が加わり、頭髪が大きく損傷していました。また、従者人形は乾燥によって胡粉の肌に亀裂が入り、剥落がおきていました。今回の修理では、残存する頭髪や胡粉層を極力生かしつつ、人形の持っている雰囲気を損なわないような修復を目指しました。http://wwwmfca.jp/institution/senjin/index.html 詳細は文化ニュース№7をご参照ください。 |
| 2009年07月6日 |
東京国立博物館のご依頼で、「法隆寺献納宝物 金銅如来立像」のレプリカを20体製作いたしました。仏像は高さ30㎝ほどの金銅仏で、頭髪部分を除き全身に鍍金が施してあります。 今回、実物を80%に縮小して20体作りました。 像は、お顔は穏やかでかわいらしいのですが、衣の縁に鋭い線刻や連続した点が細かく刻まれていて、衣のひだもとてもシャープな形で、この繊細さを再現するために、実物や写真を観察しながら一点一点補刻していく、ひたすら根気のいる作業が続きました。現在、 東京国立博物館のオリジナルミュージアムグッズとして販売中です。http://www12.ocn.ne.jp/~tnm-shop/ 詳細は文化ニュース№5をご参照ください。 |
| 2009年03月9日 |
世界天文年に因み、400年前のガリレオ・ガリレイの望遠鏡を復元いたしました。ガリレオが1609年に自作の望遠鏡で天体観測を行ってから400年目にあたる今年2009年、兵庫県・明石市立天文科学館の 井上先生を中心とする委員会の監修で「ガリレオ望遠鏡」の復元をいたしました。製作された望遠鏡は、サイズの違う2種類(1253mmと927mm)。大きな方には14倍のレンズが取り付けられ実際に観測することができます。小さい方の鏡筒外面には、ガリレオ望遠鏡に施された意匠をデザインした革(合革)で覆い当時の雰囲気を表現しています。詳細は文化ニュース№5をご参照ください。 |
| 2009年02月3日 |
新潟県三条市・吉津川遺跡出土住居址遺構の保存処理を行いました。古墳時代前期のムラの跡です。溝に囲まれたイエや平地式のイエの跡などが発掘され多量の土器や穀物類が出土しています。今回、溝の底部より出土した焼失住居の跡を糖アルコール含浸法にて保存処理しました。詳細は文化ニュース№4をご参照ください。 |
| 2008年12月01日 |
滋賀県野洲市木部・錦織寺の木造・阿弥陀如来坐像を修復しました。本像は炭化しており、細かな形が失われてはいるものの、その失われた部分をうかがわせる状態にありました。今回はできるだけ元に近い形にすることで現状の痛ましい感じを軽減し、尊容の回復をはかるようにつとめました。詳細は文化ニュース№3をご参照ください。 |
| 2008年10月01日 |
国宝・奈良県斑鳩町藤ノ木古墳出土「副葬品40点の複製」を行いました。奈良県斑鳩町の藤ノ木古墳は、石棺から豪華な金銅製馬具や副葬品が見つかり日本中の注目を集めました。副葬品40点の内、半数以上が脆弱で直接型を取るには危険であったため「見取り模造」という手法で複製を行いました。足は、京都と奈良を幾度となく往復し、頭には実物の記憶を頼りに、口にはマスクをし、目は実物資料や図面を睨みながらの厳しい作業でしたが、無事に終えられたことは大きな自信につながりました。 |
| 2008年09月01日 |
矢田野エジリ古墳出土の埴輪5点の修復を行いました。文化ニュース№1のご案内。矢田野エジリ古墳は、石川県小松市にある六世紀代前方後円墳で、出土した埴輪は堅い須恵質で、馬、馬上の人物、馬子が完全なセットになっている状態はめずらしく、学術的にも美術的にも価値が高く国の重要文化財に指定されました。詳細は下記ニュースをご参照ください。 |
| 2008年07月01日 |
体験教材「竪穴住居組立キット」の発売のご案内。縄文・弥生時代の人々の住居のしくみや生活を、直径約4メートルの組立キットで体験しながら学びます。7月には岐阜県海津市歴史民俗資料館に納入いたしました。 |
