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文化財の複製・修復|文化財の複製・模造・模写・模刻

【重要文化財】宝塚1号出土船形はにわ

メインビジュアル:宝塚1号出土船形はにわ

今年(2000年)4月、三重県松阪市の宝塚1号墳から国内最大の船形埴輪が出土しました。全長140cm、高さ90cm、最大幅25cmというこの埴輪は、その大きさや造形の美しさもさることながら、この埴輪は船首、船尾が大きくせり上がる独特の形を持ち、船上には鰭状の突起による区画があり(王座)、大刀、王の杖(考古学で石見形盾といわれるもの)、キヌガサが製作時そのままの姿で残されていて、船形埴輪の持つ意味を考える上で欠くことのできない埴輪です。

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所蔵者:
松阪市教育委員会・松阪市
納入場所:
国立歴史民俗博物館

製作者コメント

複製の作業をするにあたって、まずは型取り担当者が貴重な資料を安全に取り扱えるように使用材料を選定し、細心の注意を払って型取りをします。最も神経を使う作業で担当者の腕の見せどころです。そうしてできあがった雌型で樹脂成形をして、実物と比較しながら細かい形状修正を行い、彩色で埴輪の材質感や線刻や部分的に残る赤色塗料などを表現していきます。

このように貴重な資料を細部まで詳しく観察して正確に再現することが複製の必要事項ですが、この埴輪は形状や構造に特徴があり、展示では観察しづらい内部(甲板部分)のしくみなどもできる限り再現してあります。大きさとその装飾のすばらしさで迫力十分なのですが、そのあたりも見ていただければと思います。

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