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歴史・文化|文化財の保存・修復・修理

矢田野エジリ古墳出土・埴輪

メインビジュアル:矢田野エジリ古墳出土・埴輪

埴輪は88年、小松市にある6世紀前半の前方後円墳、矢田野エジリ古墳から出土しました。円筒埴輪15個のほか、人物埴輪11個、馬形埴輪2個、朝顔形埴輪2個がほぼ完全な形に復元され、国の重要文化財になっています。

以下、石川県ウェブサイトから引用

女子像・男子像・馬は、全て赤灰色から紫灰色の特徴的な発色をした、須恵質の埴輪である。これらのうち、注目されるのは馬に跨る姿態の2箇の男子像である。馬とは別箇に製作されているが、各々が馬の鞍にしっかり納まる。また、これに付随して馬子と考えられる男子像が2箇あり、これらが2セットあったことを示している。円筒埴輪が全高50cm、口径30cm、低径20cmが標準的な法量で、3突帯4段構成である。全体として、円筒製作途中で上下を逆転させて円筒を作り上げる倒立技法が主体を占める。円筒で倒立技法を採用しているものの大半は人物・馬と同様に発色した須恵質で、内面の倒立成形境界部には同心円文当て具を用いた調整痕が明瞭に残されている。

矢田野エジリ古墳出土埴輪は、質・量とも北陸では最大のものであり、当地でも関東地方にみられるような人物埴輪を持つ埴輪祭祀が存在したことを示すものとして貴重である。全国的にも類例のない馬・馬上の人物・馬子の完全なセット状態は学術的にも極めて価値が高い。服装や髯の表現方法などに稚拙な点が否めないが、目を盛り上げて立体的に表現する工夫が凝らされているなど、美術的にも評価されると思われる。

所蔵者:
小松市教育委員会
納入場所:
小松市教育委員会

製作者コメント

今回の埴輪の修復は、歴史資料としても価値もさることながら、造形的に非常にかわいらしい、ユーモラスな埴輪たちでした。多数の作業員の手を経て少しでも1500年前の形に近づければと思います。

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