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ドイツ・ライプチヒ大学の新しいスキルス・シミュレーションセンター

ライプチヒ大学の新しいスキルス・シミュレーションセンター“LernKlinik Leipzig”がオープンとなりました。

2019年7月5日、ライプチヒ大学からご招待をいただき、新しいスキルス・シミュレーションセンターのオープニングセレモニーに参加させていただきましたので、その様子と新しいセンターについてご紹介いたします。

ビルの外観

オープニングセレモニーの様子と施設の概要

オープニングセレモニーは、ライプチヒ大学のProf. Dr. Josten, Dean of the Medical Facultyのスピーチで始まりました。どのようにして新しいスキルス・シミュレーションセンターに命が吹き込まれたのか、また、この新しい施設を資金的に援助してくれた、公共機関への感謝を述べられました。

次にProf. Dr. Meixensberger, Dean of Medical Educationのスピーチがありました。この建物には、医学部での講義の後に、新しい知識を深めるために必要な全ての文献、知識と技術を統合するためのスキルストレーナーや、シミュレーター(京都科学製品も多く導入いただいています)が備えられていること、そして、気持ちを落ち着かせて、エネルギーを蓄えられる場所としてのカフェテリアも併設されていることを説明しておられました。これらの機能を持つ施設が1つの建物の中にまとまっていて、アクセスしやすいので、新世代の医学生がそれぞれの研究に完全に集中できるようになる、ということをお話されていました。

センターの構成

Three-story layout of the building

  • 2階: スキルス・シミュレーションセンター(京都科学のシミュレーター、ファントムはこちらにあります)

    知識と技術を統合する場所

  • 1階と地下1階:Medical Library
    少人数でのグループラーニングに対応できる最新のデジタル教育設備の整った教室

    知識を深める場所

  • 地下1階: ガラス張りで、オープンな雰囲気のカフェテリア

    リラックスし、エネルギーを蓄える場所

次に、現在ベルン大学に勤務するDr. med. Schnabelによるスピーチがありました。彼はドイツにおけるスキルス・トレーニングとシミュレーションの全体のコンセプトを広める重要な役割を担ってきた人物であり、ドイツの医学教育の質を高めるために、“LernKlinik Leipzig”のようなセンターが重要であることを強調しました。

最後に、これらすべてのスピーチのまとめとして、このプロジェクトを進めるにあたって、大変重要な役割を担ったDr.Rotzollが、ゲストたちに“LernKlinik Leipzig”で行われるスキルス・トレーニングとシミュレーションがどのようにカリキュラムに組み込まれているのか、そしてそれがライプチヒ大学と学生たちの医学教育の質に、どれだけ恩恵をもたらすものであるのかをお話されました。

Daisy Rotzollと京都科学EUmember

Dr. Daisy Rotzoll(中央)と京都科学欧州駐在所のメンバー

これらのスピーチセッションのあと、“LernKlinik Leipzig”のチームは、すべての参加者にコーヒーと軽食を用意してくれました。明るく開放的なホールの中央で、セレモニー参加者同士が自由に話せる機会が設けられました。

シミュレーションセンターの見学・体験

昼食の後、すべての参加者はトレーニングルームでのハンズオンを経験するために“LernKlinik Leipzig”のコースに呼ばれました。参加者は2つのコースに分けられました。

CCTVからのシミュレーション

コースは“LernKlinik Leipzig”で実際に行われるOSCEに沿って設計されており、設定された時間が経過するとチャイムが鳴り、みんなに次のステーションに進んでいくというものでした。それぞれのステーションはチューターや学生が指導者として配置されており、どのようにそのステーションにあるシミュレータやスキルストレーナーが使われるのか、そのメリットを説明されました

指導者と先生の説明と体験

こうして新しいスキルスシミュレーションセンター全体を、最後のステーションに到着するまで順番に回っていき、オープニングセレモニーは終了しました。

展示されていた製品

それぞれのステーションでは京都科学のシミュレータとファントムが展示されていました。私たちが参加したコースでは、耳の診察シミュレータ呼吸音聴診シミュレータ ラングII小児FASTが、Audio-Visual Systemで行われたコースでは、イチローIISPACEFAN-ST、が展示されデモンストレーションされていました。

最後に

今回のオープニングセレモニーへの訪問を通して、医学教育におけるシミュレーションとスキルス・トレーニングの進歩と、今後それらがドイツにおいてどのように充実し、重要性を増していくのかを経験することができました。このような機会にご招待してくださったDr. Daisy Rotzollとライプチヒ大学のメンバーに、感謝申し上げます。

シミュレーションセンターのバナー

Writer's Portrait ライター: Franziska Zieger

京都科学欧州駐在員事務所で営業チームをサポートしています。






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