製造Interview

未来の医療を支える
製品づくりに挑戦する。

PROFILE

石川 直登(新卒 2008年入社)

2008年入社。大学では造形学部に所属し、彫刻を専攻。現在は「ファントム」を担当する製造三課二係の係長として、製品の開発や特注の製作、各社員への指示や生産・製造状況の確認を担当している。

入社の決め手と現在の仕事内容

トレーニング用から研究・実験用など、
多様なモデルの開発から製造までを行う。

大学生のときに、学芸員資格取得のための授業カリキュラムの一環で会社見学したことが、京都科学を知ったきっかけでした。会社見学の際には、実際の製品開発の一部を任され、社員がつきっきりで指導してくれました。さらに夏期休暇に1カ月間のインターンシップにも参加。製品の開発から生産まで一貫して自社で行っていること、製品を通じて医療教育の質的向上に貢献できることに魅力を感じ、この会社で働きたいと、入社を決めました。
当社の製造は医学教育、看護・介護教育、医療画像用製品の3部門に分かれ、それぞれ開発・製造を行っています。私は入社以来、一貫して医療画像用ファントムの開発・製造を担当しています。ファントムとは簡単に言うと、放射線や超音波に対して「人間の代わりになるモデル」です。X線装置やCT装置は被爆を伴うため人間で練習することはできませんし、超音波装置は被爆しませんが練習できる対象者をすぐに呼ぶことができません。そこで、私が開発・製造しているファントムが活躍します。他にも、研究・実験用として使用されるもの「特注」もあり、さまざまなモデルが存在します。これまで私が開発から関わって製品化されたものが8モデルあり、今後も販売化に向けて製品を開発中です。主に3Dプリンターで元の形(原型)を作り、パーツごとに型を製作、型に樹脂を流し込み、完成したパーツを組み立てていくのが基本工程で、短いものだと2ヵ月程度で製作することもありますが、1年で1モデルの製作が基本的な開発ペースです。
年間とおして国内外の展示会やセミナーに参加し、医療教育におけるファントムの有用性を調査・研究しています。またライバルとなる他社製品を研究することも仕事です。

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仕事のやりがいと今後の抱負

より本物の人間に近い製品をつくり、
医療教育の向上に役立ちたい。

製品づくりにおいては、細部にとらわれ過ぎずに全体を見ること、さまざまな角度から検討することが重要です。そうすることで、最初は不可能に見えた難題にも突破口が見つかるものです。そして何より失敗を恐れずに挑戦する気持ちが大事です。新しいものをつくり出す時、失敗はつきものです。私自身、いくつもの失敗を重ね、そこから学ぶことで成長してきたと実感しています。なかでも印象に残っているのは、ここ1、2年、取り組んできた超音波診断トレーニング用の肺モデルです。日本における在宅医療の変革により看護師も超音波診断装置を扱えるように変化していて、そのスキルの一つに「肺エコー」があります。そこで当社としても超音波診断トレーニング用の肺モデルの開発に着手したのですが、完成までの道のりは簡単ではありませんでした。音の反射のさせ方、伝わり方を、より本物の人間に近くすることにこだわり、試行錯誤を重ね、満足いく結果が得られた時は、大きな達成感を得ることができました。
この仕事の最大の魅力は、自分の開発したモデルが医学教育の向上に貢献できることです。よい製品をつくり上げ、医師や技師から感謝されるのはもちろん、その製品が生み出す効果に私は大きな喜びを感じています。
この10年ほどで、需要は格段に増え、特に海外での需要増が大きく、今後も増大することが予測されます。こうした需要増に対応するためにも、現在の100%手作業から機械化や省力化へのシフトを進め、生産数を上げていくことも必要でしょう。こうした新たな課題にも、積極的に取り組んでいきたいと思います。

あなたへのメッセージ

社会に貢献できる、やりがいのある仕事です!

ものづくりの現場では技術も必要ですが、人とのコミュニケーションは必須です。会社は人と人との連携で成り立っていることを意識し、周囲の状況や前後の工程など、幅広い視野を身に付けていくことが求められます。お客様と直接話す機会も多く、実際に製品が使われている様子も知ることができるので、社会に貢献していることをダイレクトに実感できる、非常にやりがいのある仕事だと思います。

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